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『COOL』は、世界で活躍するアーティストやニューヨークで注目のアートシーンなどを紹介していくアートマガジンです。創造するということ、かっこいいものを見ること、そこから感じる何かを世界中で共感できたらおもしろい!文化が違うとこんな違ったかっこよさもあるんだ!そんな発見・感動をしてもらえるボーダレスなアートマガジンを目指しています。現在、全米各地やカナダ、フランス、日本、中国などで発売中。誌面ではなかなか伝えられないタイムリーな情報や、バックナンバーに掲載されたインタビューなどをこのブログで公開していきます。
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Exhibition 10 years NIPPON CONNECTION Design (c) Copyright 2010 Nippon Connection e.V.


ドイツ・フランクフルト・アム・マイン市で行われる世界最大の日本映画の祭典「ニッポンコネクション」が4月14日より、5日間に渡って開催されている。

第10回目を向かえるこの映画祭は、ニッポンシネマ、ニッポンレトロ、ニッポンデジタルの3部門で構成される他、ニッポンカルチャー部門として、ポップカルチャーなどの文化の紹介もある。またニッポンデジタル部門から選ばれた作品は、世界各都市で再上映される。

ニッポンシネマで上映される主な作品は「クローズZEROⅡ」(09)「南極料理人」(09)「カケラ」(09)「しんぼる」(09)「ディア・ドクター」(09)「ゼロの焦点」(09)など20作品。ニッポンレトロでは「Dolls」(02)「愛のむきだし」(08)など10作品。ニッポンデジタルでは「USB」(09)「ロストガール」(07)などの他、「SRサイタマノラッパー2~女子ラッパー傷だらけのライム~」(10)「はい、もしもし大塚薬局ですが」(09)などの「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」の優秀作品、自主制作映画の登竜門「ぴあフィルムフェスティバル」での優秀作品も上映される。

(文=植山英美)

ホームページ
http://www.nipponconnection.com/nippon-2010/index-jap.html
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海外でも、監督・俳優として高い評価を受けている渡辺一志。初監督作品「19」(01)では、トロント国際映画祭をはじめ、各国の映画祭に招待された。サラエボ国際映画祭では新人監督特別賞を受賞。同作品はヨーロッパ、アジア諸国で公開された。俳優としても、三池崇史監督「ビジターQ」などに出演。ベルリン国際映画祭に出品された奥秀太郎監督「カインの末裔」では主演の棟方を演じ、絶賛を浴びる。再び奥監督と組んだ主演作「USB」では、桃井かおり、大杉漣、大森南朋ら日本映画を代表する俳優たちと競演し、作品は第24回高崎映画祭、第10回ドイツ・ニッポンコネクションに上映。声優として主演を努めた「電信柱エレミの恋」は下北沢のトリウッドで4/24(土)から上映される。多方面に才能を発揮している渡辺一志監督は、「映画や音楽は国境を越えるもの、ボーダーレスだと思っている」と語ってくれた。



映画監督になった経緯をお聞かせください。

―高校生の時、映画好きの友人に誘われて、(クラブ活動の)映画研究部に入部しました。それまで映画をあまり観たことはなく、映画を観るより先に映画制作を始めた事になります。部員も少なかったので入部当初から主力メンバーとして映画作りに参加する事ができました。大学生に進学してからは、アルバイトをしたり学生生活を送っていたのですが、やはり映画が撮りたくなり「19」の8ミリフィルム版を製作し、ぴあフィルムフェスティバルで準グランプリを受賞しました。その脚本をさらにブラッシュアップしたものを当時邦画の製作をやっていたギャガ・コミュニケーションズのプロデューサーが気に入ってくれて35mm版「19」の制作費を出してくました。

初監督作品「19」では出演もされましたね。

―最初に予定していた俳優に断られ、その代役としてプロデューサーと話しあって出演を決めました。演技の経験はなく、自信もなかったのですが「あの役は自分自身を投影しているからできるはず」と押され、素人ですが演技をしました。

「19」の次に出演されたのが、三池崇史監督の「ビジターQ」となります。

―トロント映画祭で互いの作品が上映された縁でした。三池監督は上映された「19」を観て気に入っていただいたようで、映画祭の後少し経って「ビジターQ」への出演を依頼されました。「ビジターQ」は海外でも人気がある作品で、ドイツや北米、アジアなどに出かけると、必ず誰かに声を掛けられ、人気の高さを肌で感じています。

三池作品など、出演作も大きな注目を浴びました。

―三池監督に依頼されたのは名誉なことだったし、貴重な体験になりました。ですが自分を俳優と思ったことはないし、積極的に活動している訳ではありません。それでも監督たちから声がかかり、作品には恵まれてきたことは幸運に思っています。奥秀太郎監督の「カインの末裔」はベルリン映画祭に招待されたし、最近声優として参加した「電信柱エレミの恋」は、「第64回毎日映画コンクールアニメーション部門 大藤信郎賞」を受賞しました。

「USB」がドイツニッポンコネクションに出品されます。「カインの末裔」につづき、これで2作続けて主演作品がドイツで上映されます、海外でも評価されることは、どのような気持ちですか。

―基本的に映画や音楽は国境を越えるもの、ボーダーレスだと思っているので、映画を作るうえで特に海外での評価を意識したことはありません。映画と一緒にいろいろな国の映画祭に行きました。地球の反対側のアルゼンチンから、まだ内戦をしているサラエボ、パリ、ドイツ、香港、台湾、スウェーデン、カナダ、シンガポール...などなど。それ以上にたくさんの国で自分の映画が上映していることは、とてもうれしいです。ドイツは最初の映画「19」がドイツで公開されたときにキャンペーンで初めて行きました。電車を乗り継いで、ドレスデンからハンブルグまで、いろいろな映画館を回りました。「カインの末裔」ではベルリン映画祭にも参加しました。ニッポンコネクションも2006年に「ネイティブアメリカン風の男を追え!」で上映してもらっています。ので、今回の「USB」の上映を含め、特にドイツは思い入れの深い国です。

最新主演作「USB」では個性的な俳優陣と共演されましたね。

―桃井かおりさんとの共演は楽しかったし、演技がしやすかったです。彼女のルーツには70年代のアンダーグランド・カルチャーがある。「USB」では原点(インディペンデント)に回帰したものだったんじゃないですかね。大杉蓮さん、野田秀樹さん、大森南朋さんも、とても個性の強い俳優陣なので、毎日がとても刺激的で楽しかったです。峯田和伸さんはミュージシャンですがとても真摯に演技に取組まれていて、かつスクリーンでの存在感も抜群でした。

俳優であることと、監督であることの折り合いはどうつけていますか。

―俳優として出演するときには、すべて監督に任せるようにしています。監督は映画の全てをコントロールしますが、俳優は演技というパートを担当するので、折り合いをつける必要はなく、どちらも楽しんでやっています。

(インタビュー・写真=植山英美)
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渡辺一志 1976年生まれ。愛知県出身。2000年「19」(ギャガ・コミュニケーションズ製作・配給)で脚本・監督・出演。トロント国際映画祭をはじめ、各国の映画祭で高い評価を得た。サラエボ国際映画祭では新人監督特別賞を受賞。ヨーロッパアジア諸国で公開された。その他の監督(脚本共)作品「スペースポリス~ネイティブアメリカン風の男を追え!~」(04)「キャプテントキオ」(07)俳優では、三池崇史監督作品「ビジターQ」(01)ベルリン国際映画祭に出品された奥秀太郎監督作品「カインの末裔」(07主演)を初め、「日本の裸族」(03)「カミナリ走ル夏」(03)「探偵事務所5」(06)「ハブと拳骨」(06)「USB」(09 主演)「電信柱エレミの恋」(09 主演)など。

  
                    ©M6 TRANCE PICTURE WORKS

映画『USB』(2009年/日本)

監督:奥秀太郎
出演:渡辺一志、桃井かおり、峯田和伸、大森南朋、小野まりえ、大杉漣、野田秀樹

茨城県筑波。数年前に原子力発電所の臨界事故があり、じわりじわりと放射能汚染が進む町。医学部を受験しながらも、すでに五年目の浪人生活に入っている祐一郎(渡辺一志)は、26歳のいまも実家暮らしの身だ。しかし祐一郎は、うだつのあがらないうちにギャンブルによる借金がかさみ、ヤクザの大橋組に返済を迫られるあまり、ドラッグの売買に手を染めてしまう。祐一郎のいとこである医師・信一(大森南朋)が勤める病院の放射線科で、多額の報酬が支払われる極秘のアルバイトが存在することを教えられ、借金返済を目的に、放射能を大量に浴びる危険な臨床試験に挑むことになるが……

高崎映画祭は4月6日上映(2010年3/27(土)~4/11(日)まで)
ドイツ・ニッポンコネクションは 4月16日上映(2010年4月14日から18日まで、フランクフルト・アム・マイン市で開催)

『USB』公式サイト
http://www.usb-movie.com/
ロンドン・レインダンス映画祭(正式出品)ストックホルム映画祭(正式出品)パリ・キノタヨ映画祭(最優秀映像賞受賞)など数々の映画祭で高い評価を受けている、安藤モモ子監督初監督作品『カケラ』が、4月3日から渋谷ユーロスペース、ロンドンICAで同時上映、その後全国順次上映される。ロンドンでのプレミア上映、外国特派員協会での上映も行われ、国際的に注目されている安藤監督は「自分なりに一生涯大切に出来る作品にしたかった」と語った。



印象的なセリフが多いですね。脚本はご自分でお書きになったそうですが、作品のアイデアはどこからくるのでしょうか?

―原作は桜沢エリカさんの短編漫画『LOVE VIBES』で、映画にするには(登場人物の)バックグランドが描かれていなかったなど、十分な長さではなかったのですが、逆にその分オリジナリティが出せるのではないかと思いました。「女の子は柔らかいから好き」など、綺麗な言葉で、女の子が共感するような素敵なセリフがいくつかあったので、オリジナルに近いまま、引用させていただいきました。

ヨーロッパで特に高い評価を受けていますがー

―青春時代の8年間をヨーロッパで過ごしたので、その感覚が自然と滲み出ているのではないかなと。ヨーロッパの国々の人達はそれを感じ取って、素直に受け止めてくれているのでは、と思っています。

初めから映画監督を目指していたわけではなかった?

―10歳の時に父親に将来の希望を聞かれた時、意味も分からず、芸術家になりたいと言っていました。その時芸術家という言葉が指す意味は、絵を書く人という認識しかなかったのですが。その気持ちを持ち続けたまま、ロンドンの大学で美術の専攻に進みました。

その後どのようなきっかけで映画の道へ進んだのですか?

―18歳の時に父親(俳優、映画監督の奥田 瑛二)の初映画監督作品『少女~AN ADOLESCENT』の現場に参加し、そこで皆命がけで映画を撮っている場面に遭遇しました。その時「こんなに全てを捧げるような物作りのやり方は、今まで見たことがない」と衝撃を受けました。特に自主映画の現場はすさまじいものがあり、とても怖いと感じましたが「ここで逃げ出したら、一生映画と名の付くものから逃げなくてはいけなくなる」と覚悟を決めました。その作品と共に世界の映画祭を周り「映画というのは世界共通言語で、(制作費が)1千万の映画も、10億、100億かかっている映画も、同じレッドカーペットの上を歩けるという、映画でなければありえない、素晴らしい瞬間に立ち会う事が出来ました。

映画人として父親の影響は大きかったのでしょうか?

―貴重な体験をさせてもらったという意味では感謝しています。生まれたときから映画界という存在が、身近に在り過ぎたので、実は他をあまり知らない。その意味では(映画監督という道を選んだのは)自然な成り行きだったのではないかと思います。

キャスティングについてー

―キャンスティングは、ハルとリコという二人のキャラクターが合わないとだめだったので、ハル役でいい子が来たなと思っても、リコ役の子と合わなかったりなど、試行錯誤を繰り返しました。そこで、実際に近い性格の役や、役者自身が得意とする役とは逆の役をはめ込む、逆キャスティングという方法を試してみる事にしました。ちょうど『愛のむきだし』の撮影を終えた満島ひかりさんは、自己主張の出来ないおとなしい女の子の役をやった事がなかったので、ハルに。中村映里子さんは本当はおっとりした性格なので、強いキャラクターのリコをやってもらいました。

かたせ梨乃さんが印象的ですがー

―かたせさんは本当に素敵な方。極道の女のような役が多いですが、違う彼女を是非見せたいと思いました。演じた「とうこ」という役は、同性愛で、ガンで乳房を失っていて、その失った胸を作ってくれたリコに恋をしている。行き場の無い欠落したものを持っている、難しいキャラクターを、体当たりで表現していただいた。

『カケラ』鑑賞のポイントは?

―女の子二人の恋愛を描く以前に、人としてのアイデンティティをどこに持つかが、青春において大事なこと。「恋ってなんだ愛ってなんだ、そして自分は誰なんだ」という気持ちを描いています。自分の心の隙間を埋める「カケラ」がどこにあるのか、ということを、まず意識することから始めてみたかった。「カケラ」というのは一生埋まらないものであると思う。死ぬ時に 埋まった、と思って死ぬか、埋まらなかった と思って、自縛霊になるか、そいうものだと私は思っています。やっぱり人は欲もあるから、何かを探して生きているのだと思うので、(そう言った意味も含めて)「カケラ」という題にしています。

28歳になったばかりですが、20代だけが持つ事が出来る感性が、映画に反映されていると思いますか?

―とてもあります。初監督というのは最初で最後だし、次からはもう経験をしてしまった後のことになりますよね。初体験というのは、もう二度と訪れない。そこで何が出来るかを必死に探りました。自分の年齢がまだ20代で、役者達も20代。今の自分で表現できる全てのものをぶつけ、出し切る。自分なりに一生涯大切に出来る作品にしたかった。


(インタビュー・写真=植山英美)
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安藤モモ子 1982年生まれ、東京都出身。ロンドン大学芸術学部を次席で卒業。帰国後の2001年、父である奥田瑛二監督作品『少女』で美術、制作進行アシスタントとして修行ののち、同監督のスタッフとして数々の現場を経験。06年には行定勲監督の助監督を務めた。初監督作品となった『カケラ』では、ロンドン・レインダンス映画祭、ストックホルム映画祭などに正式出品。4月3日からユーロスペース他にて全国順次公開予定。

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安藤モモ子第一回監督作品『カケラ』

監督:安藤モモ子
出演:満島ひかり、中村映里子、永岡佑、光石研、根岸李衣、志茂田景樹、津川雅彦、かたせ梨乃

©2009ゼロ・ピクチュアズ

なんとなく毎日を過ごしている女子大生のハルは、事故や病気で身体一部を失った人たちの精巧なパーツを作る「メディカルアーティスト」のリコと出会う。「ほんとうに女の子がすきなの」「男も女もヒトでしょ、男だ、女だと思うから苦しくなるの」近づいては遠のき、揺れ動くハルとリコの関係。心の隙間を埋めてくれる「カケラ」とはいったい何か?

『カケラ』公式サイト
http://love-kakera.jp/index.html
COOLのコンテンツを読みたい時に読みたい記事だけ

DoCoMoのiモード公式サイト「i-mode magabon」の「ZASSICLIP-雑誌クリップ」コーナーに、COOLのコンテンツが加わりました。読みたい記事を記事単位で購入。好きな時に、好きな場所で読むことができます。現在、横尾忠則さんの特別インタビュー(前編・後編)を好評配信中です。


ファミリーワークショップ:ヒマラヤ動物物語
〜絶滅危機に瀕する動物たちへの思い遣り〜




ヒマラヤに住む絶滅危機に瀕している動物たちについて学び、それらの動物たちについて独自の物語を絵を書くことによって、オリジナルの絵本づくりを体験するワークショップ。「Books for Children」設立者で画家の藤田理麻さんとともに、絵本を読み聞かせと、手づくり絵本の制作をする。(8歳〜12歳を対象。入場:大人10ドル、メンバー&子供8ドル)

場所:Jacques Marchais Museum (http://www.tibetanmuseum.org/calendar.htm)
日程:2010年1月17日(日曜日)
時間:2:30 - 4:30 PM

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~10th Anniversary of Books for Children~
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