『COOL』は、世界で活躍するアーティストやニューヨークで注目のアートシーンなどを紹介していくアートマガジンです。創造するということ、かっこいいものを見ること、そこから感じる何かを世界中で共感できたらおもしろい!文化が違うとこんな違ったかっこよさもあるんだ!そんな発見・感動をしてもらえるボーダレスなアートマガジンを目指しています。現在、全米各地やカナダ、フランス、日本、中国などで発売中。誌面ではなかなか伝えられないタイムリーな情報や、バックナンバーに掲載されたインタビューなどをこのブログで公開していきます。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ニューヨークのグッゲンハイム美術館で現在開催中の『Spanish Painting From El Greco to Picasso: Time, Truth, and History』(2006年11月17日~
2007年3月28日)に18世紀の巨匠フランシス・ゴヤの名作の一つ『Children with a Cart』が新しく加わり、2月16日から一般に公開されている。
この作品は昨年の11月にスペインのトレド美術館からグッゲンハイム美術館への輸送途中、ペンシルベニア州で作業員が休憩中にトラックから盗み出されたもの。翌朝になって盗難が発覚し大騒ぎとなったが、約10日後にFBIの手によってニュージャージー州で発見された。絵は発見された後直ちにトレド美術館に戻され、今回の展覧会の出品は一旦キャンセルとなったが、グッゲンハイム側からの再度の要請によりトレド側が展覧会終了までの貸し出しを承諾、今回ニューヨークで初のお披露目となった。未だに犯人は見つかっておらず、捜査は現在も続行中である。
text, photo by Sai MORIKAWA
PR
※Post new comment