『COOL』は、世界で活躍するアーティストやニューヨークで注目のアートシーンなどを紹介していくアートマガジンです。創造するということ、かっこいいものを見ること、そこから感じる何かを世界中で共感できたらおもしろい!文化が違うとこんな違ったかっこよさもあるんだ!そんな発見・感動をしてもらえるボーダレスなアートマガジンを目指しています。現在、全米各地やカナダ、フランス、日本、中国などで発売中。誌面ではなかなか伝えられないタイムリーな情報や、バックナンバーに掲載されたインタビューなどをこのブログで公開していきます。
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マンハッタンのオフィス街、パークアヴェニューに面してそびえるランドマークとして知られるLever Houseここでは、中庭および一階ロビーをパブリック・アートの展示スペースとして利用し、一般公開している。ここで現在公開されている、イギリス人現代美術家ダミアン・ハーストの衝撃的な作品が話題を呼んでいる。
ロビー中央には、ホルマリン漬けにされた30頭の羊がズラリと並ぶ。頭部と胴体を分けられた羊は、それぞれ個別にホルマリンで満たされた水槽に収められ、ストレッチャーの上に置かれている。そこにさらに蛍光灯、吊り下げられた点滴、水の入ったガラスのコップ、砂、空の灰皿やバケツなど、様々な意味あり気な装飾が施されている。
水槽の列の最後尾にはひとつだけサメが入った水槽があり、そこには蛍光灯の代わりに、植木、メスや鉗子などの手術用具が置かれ、その周りには血液を思わせる赤い液体が滴っている。そしてなぜかこのサメの水槽の下に置かれた灰皿にだけは吸い殻が山盛りだった。
通りに面したガラス付近にはさらに不思議な作品が置かれている。2メートル以上ある巨大な水槽には同様にホルマリンが満たされ、その中には胴体を2枚におろされた巨大な牛、ソーセージ、傘、鳥カゴの中で翼を広げた白い鳩、アンティークのソファが収められている。水槽の左上にはシルクハットが置かれ、右手の縁にはステッキが掛けられている。
ロビーの両サイドのガラスには薬品の陳列棚が並び、その上にはそれぞれ時刻がまちまちの時計が掛けられており、すべての時計が左回りに時を刻む。
常にアート界にセンセーショナルな話題を振り撒き続けるハースト。Lever Houseの中庭に現在も展示されているハーストの巨大な彫刻作品『ヴァージン・マザー』は、そのグロテスクさゆえに賛否両論を巻き起こした。今回、都会の喧騒に曝されたこのショッキングな作品を、ニューヨークのビジネスマンたちは一体どのように捉えるのだろうか?
ロビー中央には、ホルマリン漬けにされた30頭の羊がズラリと並ぶ。頭部と胴体を分けられた羊は、それぞれ個別にホルマリンで満たされた水槽に収められ、ストレッチャーの上に置かれている。そこにさらに蛍光灯、吊り下げられた点滴、水の入ったガラスのコップ、砂、空の灰皿やバケツなど、様々な意味あり気な装飾が施されている。
水槽の列の最後尾にはひとつだけサメが入った水槽があり、そこには蛍光灯の代わりに、植木、メスや鉗子などの手術用具が置かれ、その周りには血液を思わせる赤い液体が滴っている。そしてなぜかこのサメの水槽の下に置かれた灰皿にだけは吸い殻が山盛りだった。
通りに面したガラス付近にはさらに不思議な作品が置かれている。2メートル以上ある巨大な水槽には同様にホルマリンが満たされ、その中には胴体を2枚におろされた巨大な牛、ソーセージ、傘、鳥カゴの中で翼を広げた白い鳩、アンティークのソファが収められている。水槽の左上にはシルクハットが置かれ、右手の縁にはステッキが掛けられている。
ロビーの両サイドのガラスには薬品の陳列棚が並び、その上にはそれぞれ時刻がまちまちの時計が掛けられており、すべての時計が左回りに時を刻む。
常にアート界にセンセーショナルな話題を振り撒き続けるハースト。Lever Houseの中庭に現在も展示されているハーストの巨大な彫刻作品『ヴァージン・マザー』は、そのグロテスクさゆえに賛否両論を巻き起こした。今回、都会の喧騒に曝されたこのショッキングな作品を、ニューヨークのビジネスマンたちは一体どのように捉えるのだろうか?
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